雪焼けみかん

 年末になって みかんの入荷が 少なくなった。「雪焼け」 のせいだ。
 みかんの「雪焼け」とは 木に成っている状態で みかんに雪が積もると 凍傷のような症状を起こして 外皮が傷ついてしまうことをいう。


 愛媛みかんは  この「雪焼け」被害が甚大であった。外皮の傷を除くと 甘味とか食味は通常商品とかわらない。が 外見上の商品価値が下がるので お客様からは敬遠される。
 
 今年を振り返ると 品物の状態が良かったときは べらぼうに安く 値が上がったときには 品物が少なくなっている。くだもの産地にとっては この一年間は 踏んだりけったりであったろう。


 私の願いとしては 「消費者にも もう少し賢くなってもらいたい 」と願うことがある。
モノが少ない時には 「ワァーワァー」と騒ぎ立てるが 多くなってくると 見向きもしない。
(平成5年の 米の大凶作の時には 大騒ぎになったが、いまや その時分より 米を食べなくなった のを見れば良くわかると思います。)


 少ないものを「我先に・・・」と急いで買うのではなく、少しでも「品質」とか「商品価値」と比較して 安いものを選んで 買っていけば いいのではないか。
 野菜とか果物は 安く売られている時期の方が 品質は良い。そういう時に 最安値の商品を買い求めるのではなく 通常価格程度で売られている商品は かなり品質が良いはずだ。(それでも不安なら 良い商品を扱っている八百屋さんを見つけること・・・前にも 書いた。) 


 臨機応変に 商品を選択できることこそ 消費者にとって必要な知識であるし、そういう知識こそが 「食育」において必要な事柄だろう。


 「雪焼けみかん」が 販売されるかどうかは 今のところ 知らない。でも もし商品化されたとしたら是非とも 買っていただきたい。
 通常では かなり高めの価格で 手が出せそうに商品も お手ごろ価格で販売されるはずだから・・・。