柿が赤くなると 医者が青くなる
昨日は リンゴの諺について書いた。柿にも諺(ことわざ)がある。
『柿が赤くなると 医者が青くなる』
『柿の季節は 医者いらず』
というものだ。
それほど 柿は多種多様の栄養を含み 様々な効能がある ということだ。
柿に多く含まれる栄養成分として
ビタミン類は A, B1 , B2 , C , K など
ミネラル類は カリウム 、 カルシウム 、 りん 、 鉄 など
さらに ポリフェノール と 食物繊維 も多い。
これらの栄養素の効能については いろいろと解説があるので ここでは触れない。
しかし 柿が古くからある果物のせいか、古臭い食べ物でおしゃれじゃないと思っている人も多いようだ。横文字のフルーツが おしゃれだという感覚はおかしいと思う。
奈良時代頃に 日本に入ってきた柿は 当時から おいしく食べれる薬 として高貴な人々の食べ物だった。
日本全国で栽培され 柿を食する為に様々な技法が用いられた。渋抜き方法も産地ごとに工夫が凝らされている。
炭酸ガス法 ・ アルコール法 ・ 加熱乾燥法 ・ 湯抜き法 ・ 梨烘法(りきょうほう と読む) ・ 凍結法 ・ 石灰水法 ・ 薫煙法 ・ 干し柿(あんぽ柿、枯露柿) ・ 熟柿(じゅくし) と様々だ。
これほど伝統的な技法があるものの少ないだろう。それほど 日本人の生活に溶け込んでいたといえる。
このような伝統的果物を大切にすることこそ 食育の第一歩であるといえる。